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友人の妹に家庭教師の真似事みたいなことをして小金を稼いだりしているのだが、毎回非常に気になることがある。なんというか、喋り方が汚いのだ。汚い言葉を使うのではなく、発音が汚い。きちんと発音せずに、曖昧な音声で喋るし、語尾を嫌な感じに延ばしたり上げたりで、聴いていていらいらする。だらだら喋っているような感じ、といえばわかってもらえるだろうか。いや、だらだらというよりは「へらへら」といった方が正確な気がする。

それと、概念語や抽象語をよく使用する。つまり広義の言葉を使用することで、使用する言葉を減少させている。最近騒がれている「やばい」「微妙」「うざい」など、その典型だろう。あらゆる会話がこれで成立しかけている。もっと色々言葉があるだろうに、その言葉が持つイメージラインぎりぎりの所にある言葉を使ってきたりする。スリリングな会話と言えばそうなのだが、しかしこれは「敢えてそうしている」訳でなく、単に語彙が貧弱であるという理由なのが始末に困る。

性差を強調するわけではないが、女性らしからぬ言葉遣いをよくする。男言葉を交えることを「かっこいい」と思っているのだろう。「格好つけるために煙草を吸う」「他人をやたらと否定する」「わざと横柄な態度をとる」などのような、若いうちに必ず罹るという例の麻疹のひとつ。自分が強烈にこの種の麻疹に罹っていた時期があるため、これを見せ付けられると非常に胸が痛く、修正したくなる。

小学生の頃から知っている子だけに、こういう成長の仕方をされると、なんというか、やるせない。昔は綺麗な声で喋ってくれていたのになあと、そう思わずにはいられない。

この時期に何か言っても無駄なんだよな――と思いつつ、さりげなく口調、喋り方について言及するが、「みんなこんなだよ」という台詞に一蹴された。みんなって誰だよみんななんていないぞ、とか、色々と言い返したくもなったがぐっと我慢。よくは知らないが、女性独特の仲間意識、コミュニティみたいなものは、聞く限りでは複雑(ある意味単純なのだが)みたいだし。

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人間は物事を考える際、自然、頭の中で言葉を使い、文章を作る。時には持論と相反する意見を持つ自分を作り、それと討論したりもする。その際使用するのもまた言葉であり、思考と言葉は常に関係している。故に、乱れた言葉で思考をすれば、その内容が乱れるのは当然のこと。表層を正すのでなく、言葉などの根本的なところから正さなければ、どうしても歪むと思うのだが。

とはいえ、自分もふんぞり返って偉そうなことを言える立場でもない。日常生活では上記のようなことが当然のように起こっていて、テレビを回していても正しい言葉遣い、綺麗な発音、そうしたものを揃えた番組はほとんどなく、そんな環境に晒されていると、できるだけしないよう意識していても、つい文章を最後まできちんと発音しないあの喋り方をしてしまったり、何も考えず「あれってやばいよね」などと言ってしまうことも多々ある。

もちろん原因を全て周囲の環境に求めているのではない。自分の意識が足りないということが結局の要因だ。しかしやはり世の中の仕組みをまだあまり理解していない年齢の人間に、刷り込みのように誤った情報を提供し続けることは、悪ではないか。問題を問題と意識させないというのは、最低の状況であると思う。

そういえば徒然草を書いた兼好も、「最近の人間の言葉遣いはもう酷いもんだ、昔は良かった」などと書いていた。言葉遣いにぐちぐちと文句を垂れるようになったらもう人生も下り坂なのかな、などと思うと少し面白くなってくる。小言の多い爺さんになっている自分を想像すると、これがまた上手に想像できてしまうのだ。苦笑せずにはいられない。

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「誰がテレビをつまらなくしたのか」にも書かれていたが、テレビ、マスコミ等、情報を提供する側の意識が、もう少し、もう少しだけでも向上してはくれないものか。そう願いながら、今日もバラエティ番組を頭を空っぽにしながら鑑賞するのである。「なまり亭」面白すぎ!

これはもう手遅れかもわからんね。
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テーマ:ひとりごと - ジャンル:日記


















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